「白眉最良」|群を抜くすぐれた人物を示す三国志由来の四字熟語

おもしろ四字熟語
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歴史のなかで語られる「最もすぐれた者」に与えられる称号──それが「白眉(はくび)」です。三国志を舞台に語り継がれるこの逸話は、数ある人物の中でもひときわ光る存在を象徴するもの。

今回ご紹介する四字熟語「白眉最良(はくびさいりょう)」は、そんな“群を抜いてすぐれた存在”を表す言葉です。言葉の背景にある人物や逸話にふれながら、その魅力をひも解いていきましょう。

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白眉最良とは?

「白眉最良(はくびさいりょう)」は、多くの中で特にすぐれているもの・人を称えるときに使われる四字熟語です。一般的には「白眉(はくび)」という言葉で知られ、「群を抜いてすぐれていること」を意味します。

この表現は、古代中国の実在の人物に由来しており、単なる比喩ではなく、ある兄弟の中のひときわ光る存在をあらわしたことが起源となっています。

「白眉最も良し」とも読みます。

白眉最良の使い方の例と解説

「白眉最良」は、複数ある優れたものの中で、特に秀でた存在を表現する際に使われます。やや格式ばった印象があるため、ビジネス文書や選評、スピーチなど改まった場でよく使われます。

会話では「白眉」と略しても自然ですが、特に「最も優れている」と強調したい場面で「白眉最良」を用いると効果的です。

  • 応募作品の中でも彼の文章は白眉最良といえる出来だった。
  • この展覧会では、あの絵が白眉最良の存在だった。
  • チームの中でも彼の発想力は白眉最良で、誰もが一目置いている。
  • 今期のプレゼン資料の中で、君の提案はまさに白眉最良だった。

語源・由来|馬良の「白眉」に由来する評価のことば

この四字熟語は、中国・三国志に登場する馬良(ばりょう)という人物に由来します。

馬良は蜀に仕えた優れた文官で、高い教養と人望を備えており、兄弟五人すべてがすぐれていたことから「馬氏五常(ばしごじょう)」と称されていました。

その中でも馬良は特にすぐれており、眉に白い毛が混じっていたため、見た目にも際立っていたことから「兄弟の中でもひときわ目立つ存在」とされ、「白眉(はくび)」の呼び名が生まれました。

原文:
馬氏五常 皆有才名 馬良為白眉

書き下し文:
馬氏五常は、みな才名あり。馬良は白眉と為る。

訳文:
馬氏五兄弟はいずれも才能と名声を備えていたが、その中でも馬良がもっともすぐれており、「白眉(群を抜いてすぐれた者)」と称された。

出典: 『三国志』蜀書・馬良伝 裴松之注「襄陽記」

この故事にちなんで、「多数の優秀な中でもとくに傑出している者」を「白眉最良」と称するようになったのです。

三国志との関係|諸葛亮に仕えた馬良とその評価

馬良は、蜀の丞相・諸葛亮(しょかつりょう)から厚く信頼され、重要な外交任務にもたびたび登用されました。特に呉との同盟関係に関する交渉では、馬良の才知と弁舌が大きく貢献したと伝えられています。

このような背景から、馬良は単なる比喩の対象ではなく、実際に歴史のなかで傑出した人物だったことがわかります。

白眉最良に関連する三国志の四字熟語

白眉最良の背景にある三国志には、他にも諸葛亮を中心とした数々の逸話があります。以下の四字熟語も併せて読むことで、物語の理解がより深まります。

馬良の弟・馬謖と「泣斬馬謖」

馬謖(ばしょく)は馬良の弟で、蜀に仕えた文官・参謀格の人物です。若くして才知にすぐれ、諸葛亮からは「将来を任せるに足る逸材」として高く評価されていました。

しかし、諸葛亮の北伐における最初の戦い、街亭の戦いで、馬謖は命令を無視して独断の布陣を行い、魏軍に大敗を喫します。軍律に従い、諸葛亮は嘱望していた馬謖をやむなく処刑しました。

この悲劇から生まれた四字熟語が泣斬馬謖(きゅうざんばしょく)/泣いて馬謖を斬るであり、感情を押し殺して規律を守ることの象徴とされています。

白眉最良の類義語・対義語

類義語

語句 意味
馬氏五常 馬良を含む五兄弟がそろって優れていたことを示す語
馬良白眉 馬良が兄弟中で最も傑出していたことをあらわす故事語

対義語

「白眉最良」に対応する明確な対義語は存在しませんが、文脈によっては以下のような語が対比されることもあります。

語句 意味
玉石混交(ぎょくせきこんこう) 優れたものと劣ったものが混ざっている状態
凡百(ぼんぴゃく) 数多くある、ありふれた、特にすぐれていないもの

白眉最良の英語表記と意味

英語表記 意味
Outstanding among peers 同類の中で群を抜いて優れていること

白眉最良のまとめ

「白眉最良」は、三国志の中でもひときわ光る人物・馬良に由来する四字熟語で、「優れたものの中でもさらに秀でていること」を意味します。

歴史に根差した由緒ある言葉であり、今なおビジネスや文化の場で賞賛の意をこめて使われています。

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