春秋戦国時代は、諸侯が覇を競う一方、孔子・孟子・荀子・老子・荘子・韓非子など、多くの思想家が活躍した時代です。戦乱や政治、人々の生き方をめぐる故事や教えから、後世に伝わる数多くの四字熟語が生まれました。
ここでは、『論語』『孟子』『荘子』『韓非子』『戦国策』などの古典をもとに、春秋戦国時代にまつわる四字熟語とその背景を紹介します。
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燕
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 王喜/楽間/劇辛 | 一挙両失 | 『戦国策』。燕王喜、楽間、劇辛の判断錯誤。趙を侮った侵攻が敗戦を招き、将と人材を同時に失う「一挙両失」の故事 |
| 蘇秦 | 懸頭刺股 | 『戦国策』。孫敬は頭を梁に懸け、蘇秦は錐で股を刺して苦学した。二人の学問に励む強い意志 |
| 蘇秦/張儀/孟子 | 合従連衡 | 『史記』。諸国が合従・連衡と攻伐に奔走した戦国時代に、堯・舜や三代の徳を説いた孟子との対照を描く |
| 蘇秦/張儀 | 傾危之士 | 『史記』。合従・連衡を説き、巧みな弁舌と策略で諸侯を動かした張儀と蘇秦に下した司馬遷の評価 |
| 蘇秦/秦の恵王 | 形容枯槁 | 『戦国策』。秦王への遊説に失敗し、財産を使い果たして、やつれ果てた姿で故郷へ帰る蘇秦を姿 |
| 蘇秦/斉の宣王 | 肩摩轂撃 | 『戦国策』。蘇秦が斉の宣王に合従を説くなかで、都・臨淄の人と車があふれる繁栄ぶりを語った |
| 蘇秦/韓王 | 鶏口牛後 | 『史記』。蘇秦が韓王に「鶏口」と「牛後」を対比し、強大な秦に臣従せず、一国の主として立つよう説いた |
| 蘇秦/楚王 | 桂玉之艱 | 『戦国策』。楚王に引き留められた蘇秦が、「食は玉より貴く、薪は桂より貴し」と、楚で受けた待遇を痛烈に皮肉った |
| 樊於期/蘇秦/王奢/白圭/孔子/程子 | 傾蓋知己 | 『史記』で鄒陽が、樊於期・王奢・蘇秦・白圭ら戦国の人物を例に説いた「相知」と、孔子が道で程子と出会い、一日中語り合った「傾蓋」の故事 |
| 蘇代/趙の恵文王 | 鷸蚌之争 | 『戦国策』。燕と趙が争えば強国・秦が利益を得るとして、鷸と蚌を漁師がまとめて捕らえる寓話を用い、趙の恵文王に燕への侵攻を思い留まらせた |
| 蘇代/趙の恵文王 | 漁夫之利 | 『戦国策』。〃 鷸(しぎ)と蚌(どぶがい) |
| 太子丹/秦王政 | 烏白馬角 | 『論衡』。秦王政は人質の太子丹に対し「烏の頭を白くし、馬に角を生やすことができたなら、帰国を許す」と無理難題を吹っかけた |
| 太子丹/鞫武 | 曠日弥久 | 『戦国策』。秦の脅威が迫るなか、太子丹は太傅の鞫武が示した長期策を採る余裕はないとして退けた |
| 太子丹/ 刺客・荊軻 |
肝脳塗地 | 『戦国策』。死を恐れず任務を全うする決意。戦国期末の過酷な現実を伝える |
斉
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 管仲 | 一樹百穫 | 『管子』。管仲が説いた人材育成と国家戦略。長期視点で人を育てる重要性を示す思想 |
| 管仲 | 一進一退 | 『管子』。管仲が説いた覇道思想に由来。戦いや外交において、進退を操ることの重要性を示した言葉 |
| 管仲 | 虚偽平心 | 『管子』。為政者は怒りや喜びに流されず、心を平静にして道理に従って判断すべきだと説く |
| 管仲/桓公 | 宴安酖毒 | 『左氏伝』。管仲が主君桓公に進言した言葉。安楽は猛毒を飲むのと同じであり、やがて身を滅ぼす原因になるという戒め |
| 管仲/桓公 | 管仲随馬 | 『韓非子』。道に迷った管仲が、老馬を放ってその後に随う故事。経験ある者の知恵に学ぶ大切さを説く |
| 管仲/桓公/ 魯の荘公/曹沫 |
柯会之盟 | 『春秋』『左氏伝』『史記』。魯の将・曹沫が斉の桓公に剣を突きつけ、奪われた領土の返還を約束させた |
| 管仲/鮑叔牙 | 管鮑之交 | 『史記』「我を知る者は鮑子なり」に象徴される、二人の深い友情を伝える故事 |
| 晏嬰 | 晏嬰狐裘 | 『礼記』。斉の宰相晏嬰が、一着の狐裘を長年着続け、高位にありながら倹約と清廉を貫く姿勢を示す |
| 晏嬰 | 晏子高節 | 『晏子春秋』。斉公・荘公を弑逆した崔杼の専横に屈しなかった晏嬰の節義 |
| 晏嬰 | 意気揚揚 | 『史記』。晏嬰の御者の逸話から、人の志と振る舞いの差を描いた |
| 宣王/景公/晏嬰/孟子 | 一遊一予 | 『孟子』。孟子が斉の宣王に対し、景公と晏子の問答を引いて説いた、為政者の遊楽と民との関係 |
| 宣王/孟子 | 怨女曠夫 | 『孟子』。民と幸福を分かち合う姿勢が国を治める礎となる |
| 宣王/孟子 | 縁木求魚 | 『孟子』。木に登って魚を探すように、方法を誤ったまま目的を達成しようとする愚かさを戒める |
| 宣王/孟子 | 鰥寡孤独 | 『孟子』。周の文王は頼るところのない人々を示して優先し、仁政のあり方を示した |
| 宣王/蘇秦 | 肩摩轂撃 | 『戦国策』。蘇秦が宣王に合従を説くなかで、都・臨淄の人と車があふれる繁栄ぶりを語った |
| 荀子 | 一往一来 | 『荀子』。針が往復して布を縫う動きを「一往一来」と表した |
| 荀子 | 窮年累世 | 『荀子』。人の欲望には限りがなく、世代を重ねても欲求が尽きないという人間の性情を説いた |
| 王孫賈 | 倚門之望 | 『戦国策』。戦乱の中で帰宅の遅い王孫賈を門に寄りかかって待つ母が、主君への不忠と覚悟のなさを激しく叱責した |
| 陳軫/昭陽 | 画蛇添足 | 『戦国策』。魏を破って斉へ進軍しようとする楚の昭陽に、斉の陳軫が「蛇に足を描いて酒を失った男」の話を語り、余計な一手ですべてを失う危険を説いて撤兵させた |
衛
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 大叔文子/寗喜 | 挙棋不定 | 『春秋左氏伝』。大叔文子が、君主をめぐる寗喜の行動を、碁石を持ったまま打つ場所が定まらないことにたとえて戒めた |
鄭(B.C.375 韓によって滅亡)
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 列子 | 杞人天憂 | 天地が崩れ落ちることを恐れ、寝食もできなくなった杞人。杞憂のこと |
| 列子 | 愚公移山 | 九十歳近い愚公が、子孫とともに太行・王屋の二山を移そうとする不屈の努力を描く |
| 列子/壺丘子林 | 形影相同 | 列子が師に促されて自らの影を振り返り、形が曲がれば影も曲がり、形が正しければ影も正しいという道理を知る |
| 列子/伯牙/鍾子期 | 高山流水 | 伯牙が琴に託した「高山」と「流水」の心を、鍾子期が余すところなく理解した「知音」の故事 |
晋(B.C.453(晋陽の戦い)により、趙・魏・韓に実質的分割)
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 虞の宮之奇 | 唇歯輔車 | 宮之奇が諫めた虞虢滅亡の故事から相互依存関係の危うさを説く |
| 献公/驪姫 | 一薫一蕕 | 献公の驪姫への寵愛を背景に、悪が善を損なうことを示す |
| 重耳/頭須 | 羈紲之僕 | 『春秋左氏伝』。晋へ帰国した重耳に頭須が、国に残る者と主君に従う者には、それぞれ果たすべき役割があると訴えた |
| 魏絳 | 安居危思 | 晋の外交思想から読み解く、平時に備える危機管理の教え |
| 趙簡子/ 衛の蘧伯玉 |
按兵不動 | 「攻めないことこそ上策」。趙簡子が国際的評価を踏まえて出兵を控えた故事から |
| 趙孟/秦の后子 | 翫歳愒日 | 『春秋左氏伝』。趙孟の「誰が五年を待てようか」という言葉から、后子は月日をむなしく過ごす趙孟の死期が近いと見抜いた。 |
| 楚隆/越王勾践/荘子 | 欣喜雀躍 | 『春秋左氏伝』と『荘子』。越王句践に許可を求める楚隆の「欣喜」と、雀のように跳びはねて遊ぶ鴻蒙の「雀躍」から |
| 景公、伯宗/楚の荘王/宋の文公 | 高下在心 | 『春秋左氏伝』。宋の救援を望む晋の景公に、伯宗が楚と争う時ではないと諫めた |
趙
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 魏の西門豹/ 趙の董安于 |
韋弦之佩 | 西門豹と董安于に学ぶ、為政者の自己規律と自戒の姿勢 |
| 恵文王/蘇代 | 鷸蚌之争 | 『戦国策』。燕と趙が争えば強国・秦が利益を得るとして、鷸と蚌を漁師がまとめて捕らえる寓話を用い、趙の恵文王に燕への侵攻を思い留まらせた |
| 蘇代/趙の恵文王 | 漁夫之利 | 〃 鷸(しぎ)と蚌(どぶがい) |
| 武霊王/肥義 | 疑事無功 | 『戦国策』。武霊王が胡服騎射の導入をためらうなか、肥義が、改革への決断を後押しした |
| 李兌/肥義/公子章/田不礼/武霊王/恵文王 | 軽慮浅謀 | 『史記』。李兌が、公子章と田不礼の「軽慮浅謀」を見抜き、目先の利益だけを見て害を顧みれば、ともに「禍門」へ入ると肥義に警告した |
| 平原君/毛遂 | 九鼎大呂 | 『史記』。毛遂が楚王を説得して合従を成立させ、平原君から「趙を九鼎大呂より重くした」と称賛された |
| 公孫龍/魏牟/荘子 | 邯鄲之歩 | 『荘子』。邯鄲で歩き方を学ぼうとする若者が、身につけられず自分の歩き方まで失い、這って帰った話 |
| 公孫龍/魏牟/荘子 | 埳井之鼃 | 『荘子』。井戸の中を世界のすべてと思っていた蛙が、東海の大亀から広大な海の話を聞き、自分の見識の狭さを思い知る |
| 公孫龍 | 堅白同異 | 公孫龍が、白くて堅い一つの石から「白」と「堅」の違いを論じた故事 |
魏
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 魏の西門豹/ 趙の董安于 |
韋弦之佩 | 西門豹と董安于に学ぶ、為政者の自己規律と自戒の姿勢 |
| 猗頓/范蠡 | 猗頓之富 | 貧しかった猗頓が范蠡の教えを受け、巨万の富を築いた故事 |
| 恵王/荘子 | 衣履弊穿 | 身なりが粗末であることは、生活の貧しさを示すにすぎない。道徳を持ちながら実行できない状態こそが、本当の疲弊であると説く |
| 恵王/荘子 | 蝸角之争 | 「かたつむりの左右の角にある二国が土地をめぐって戦う」という寓話 |
| 恵王/孟子 | 棄甲曳兵 | 孟子が恵王に、鎧を捨てて敗走する兵士を例に「五十歩百歩」の道理を説き、政治の本質を問いかけた |
| 恵王/孟子 | 堅甲利兵 | 孟子が魏の恵王に、強力な武器ではなく仁政こそが国を強くすると説いた |
| 武侯/荘子 | 空谷跫音 | 『荘子』。徐無鬼が魏の武侯の喜びを、人けのない場所で人の足音を聞く喜びにたとえた |
| 魏王/張儀 | 群軽折軸 | 『戦国策』。張儀が魏王に連衡を説き、合従を唱える遊説家たちの言葉に惑わされる危険を警告する |
| 王奢/白圭/樊於期/蘇秦/孔子/程子 | 傾蓋知己 | 『史記』で鄒陽が、樊於期・王奢・蘇秦・白圭ら戦国の人物を例に説いた「相知」と、孔子が道で程子と出会い、一日中語り合った「傾蓋」の故事 |
韓
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 韓非子 | 唯唯諾諾 | 君主の誤りを正さず、顔色をうかがって同意する臣下の姿を厳しく批判する |
| 韓非子 | 為虎傅翼 | 慎到の勢論を踏まえ、韓非子が警告した「為虎傅翼」の危うさを解説 |
| 韓非子 | 郢書燕説 | 「燭を高く掲げよ」と誤って書かれた手紙を、燕の相国は「賢者を登用せよ」と解釈した。「こじつけ」を戒める言葉 |
| 韓非子 | 汗馬之労 | 馬を駆って軍役に奔走する「汗馬之労」を通して、私門や賄賂に頼る者が利益を得る社会の弊害を説いた |
| 韓非子 | 形名参同 | 韓非子が、臣下の言葉や職分である「名」と、実際の行為・実績である「形」を照らし合わせて評価する君主の統御法を説いた |
| 韓非子/楊朱/楊布 | 狗吠緇衣 | 黒衣で帰った楊布を飼い犬が見分けられず吠え、兄の楊朱が犬の立場から考えるよう諭した |
| 昭侯/韓非子 | 一嚬一笑 | 君主の「一嚬一笑」にすら政治的意味が宿ると説いた言葉に由来。法家思想における統治術、感情統制を示す |
| 魯の穆公/韓非子 | 遠水近火 | 遠き助けより、今そこにある備えが人を救う |
| 公仲/秦の向寿 | 禽困覆車 | 『戦国策』。韓の公仲が、秦に追い詰められた韓が思わぬ反撃に出ることを、秦の向寿に説く |
| 韓王/蘇秦 | 鶏口牛後 | 『史記』。蘇秦が韓王に「鶏口」と「牛後」を対比し、強大な秦に臣従せず、一国の主として立つよう説いた |
秦
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 商鞅/趙良 | 一士諤諤 | 趙良が商鞅に直言し、その価値を示した |
| 范雎/昭王/魏冉 | 遠交近攻 | 遠方の国とは協調関係を結び、近隣の国を一つずつ攻略して勢力を拡大する考え方 |
| 范雎/魏斉 | 睚眥之怨 | 范雎は魏で受けた屈辱的な恨みを忘れず、秦の宰相の地位まで昇り報復を果たした |
| 范雎/須賈 | 鯨飲馬食 | 鯨のような飲みっぷりと、秦の宰相となった范雎が、かつて自分を陥れた須賈に「馬食」を強いて報復した話 |
| 范雎/王稽 | 宮車晏駕 | 『史記』。王稽が范雎に三つの予測できない死を説き、恩賞を先延ばしにしないよう訴えた |
| 呂不韋 | 一字千金 | 『呂氏春秋』の完成を天下に示すために掲げた「一字でも直せば千金」という宣言に由来 |
| 呂不韋 | 一上一下 | 呂不韋編纂『呂氏春秋』に見る、万物の循環と変化の思想 |
| 呂不韋 | 延頸挙踵 | 首を伸ばし踵を挙げて待ち望む人々の切なる思い |
| 呂不韋 | 掩耳盗鐘 | 鐘の音を恐れて自ら耳をふさいだ男の故事。現実から目を背け、自分をごまかす愚かさを戒める |
| 呂不韋 | 亥豕之譌 | 子夏が「三豕」を「己亥」の誤写と見抜いた故事に由来。文字の誤記や伝写ミスのたとえ |
| 呂不韋/子楚 | 奇貨可居 | 『史記』。呂不韋が、趙で不遇の人質となっていた秦の公子子楚を「奇貨」と見抜き、その将来に千金を投じた |
| 秦王政/燕の太子丹 | 烏白馬角 | 秦王政は人質の太子丹に対し「烏の頭を白くし、馬に角を生やすことができたなら、帰国を許す」と無理難題を吹っかけた |
| 向寿/韓の公仲 | 禽困覆車 | 『戦国策』。韓の公仲が、秦に追い詰められた韓が思わぬ反撃に出ることを、秦の向寿に説く |
| 張儀/魏王 | 群軽折軸 | 『戦国策』。張儀が魏王に連衡を説き、合従を唱える遊説家たちの言葉に惑わされる危険を警告する |
| 張儀/蘇秦/孟子 | 合従連衡 | 諸国が合従・連衡と攻伐に奔走した戦国時代に、堯・舜や三代の徳を説いた孟子との対照を描く |
| 張儀/蘇秦 | 傾危之士 | 『史記』。合従・連衡を説き、巧みな弁舌と策略で諸侯を動かした張儀と蘇秦に下した司馬遷の評価 |
| 蘇秦/恵王 | 形容枯槁 | 『戦国策』。秦王への遊説に失敗し、財産を使い果たして、やつれ果てた姿で故郷へ帰る蘇秦を姿 |
楚
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 昭王/孔子 | 遺簪墜屨 | 孔子が簪を失って悲しむ婦人に出会った話と、昭王が落とした靴を惜しんだ故事に由来し、使い慣れた物への愛着を表す言葉 |
| 懐王 | 雲雨巫山 | 懐王が夢の中で巫山の神女と契りを結び、神女が「朝には雲、夕には雨となって参りましょう」と告げた故事に由来し、男女の情愛を示す言葉 |
| 荘王/宋の文公/晋の景公、伯宗 | 高下在心 | 『左氏伝』。宋の救援を望む晋の景公に、伯宗が楚と争う時ではないと諫めた |
| 申叔展/還無社 | 河魚腹疾 | 『左氏伝』。周囲に悟られない隠語によって連絡を取り合い、申叔展が還無社を救い出した緊迫のやり取り |
| 文王/鄧の祁侯 | 後悔噬臍 | 『左氏伝』。鄧侯が三人の甥の進言を退けて楚の文王を討たなかったため、のちに鄧国が楚に滅ぼされた |
| 昭陽/陳軫 | 画蛇添足 | 『戦国策』。斉へ進軍しようとする昭陽に、陳軫が「蛇に足を描いて酒を失った男」の話を語り、余計な一手ですべてを失う危険を説いて撤兵させた |
| 楚王/蘇秦 | 桂玉之艱 | 『戦国策』。楚王に引き留められた蘇秦が、「食は玉より貴く、薪は桂より貴し」と、楚で受けた待遇を痛烈に皮肉った |
| 春申君/汗明 | 驥服塩車 | 『戦国策』。重い塩車を引く名馬と、その真価を見抜いた伯楽の話を通して、才能ある者が正しく評価されない不遇を説いた |
| 卞和 | 和氏之璧 | 『韓非子』に見える逸話。玉の原石を「ただの石」と判断され、卞和は両足を切られた。それでも真価を訴え続け、ついに名玉と認められた壮絶な故事 |
| 屈原 | 瓦釜雷鳴 | 『楚辞』。屈原は、賢者が退けられ、才能や徳のない者が高い地位を得て威勢を振る世界を嘆いた |
| 屈原 | 九死一生 | 『楚辞』。たとえ幾度死ぬことになっても信念を悔いないという屈原の強い覚悟 |
呉/越
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 季札 | 延陵季子 | 『史記』。王位を固辞した高潔さと、「季札掛剣」の故事に見られる信義の精神 |
| 越王勾践/呉王夫差 | 会稽之恥 | 『史記』。会稽山で敗れた勾践が、その屈辱を忘れず呉を滅ぼした復讐と忍耐の物語 |
| 越王勾践/呉王夫差 | 臥薪嘗胆 | 『十八史略』。呉王夫差は父の仇を忘れぬため薪に臥し、越王勾践は会稽の屈辱を忘れぬため胆を嘗めた。二王の執念を描く |
| 越王勾践/楚隆/荘子 | 欣喜雀躍 | 『春秋左氏伝』と『荘子』。越王句践に許可を求める楚隆の「欣喜」と、雀のように跳びはねて遊ぶ鴻蒙の「雀躍」から |
| 呉王夫差/公孫聖 | 彊食自愛 | 『越絶書』。死を覚悟して呉王夫差のもとへ向かう公孫聖に、妻の大君が「つとめて食事をとり、体を大切に」と別れを告げた |
| 范蠡/子貢/白圭 | 熙熙壌壌 | 『史記』。人々は利益を求めて集まり、また利益を求めて去っていく。人間社会の姿を描いた言葉 |
| 干将/莫邪 | 干将莫邪 | 『呉越春秋』。剣工・干将の妻・莫邪が髪と爪を炉へ投じ、二振りの名剣が生まれた故事 |
魯(B.C.249 楚によって滅亡)
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 孔子 | 一日之長 | 孔子が弟子に志を問う場面で放った言葉に由来。「年上だからといって、遠慮するな」 |
| 孔子 | 韋編三絶 | 孔子が『易経』を繰り返し読み込んだ結果、竹簡を綴じる革紐が何度も切れてしまったという逸話に由来 |
| 孔子 | 遠慮近憂 | 孔子が説いた「遠い将来への備えがなければ、近いうちに心配事が生じる」という人生訓 |
| 孔子 | 温柔敦厚 | 穏やかで思いやり深く、誠実な人柄を表す語。孔子が『礼記』で説いた理想的人格に由来する |
| 孔子 | 温良恭倹 | 『論語』で子貢が孔子の人格を称えた言葉。徳によって人の信頼を得ることの大切さを教える |
| 孔子 | 誨淫誨盗 | 自ら災いを招く原因を作るなという孔子の戒め |
| 孔子 | 開物成務 | 物事の道理を明らかにし、その知識を実践へ生かすことの大切さを説く |
| 孔子 | 怪力乱神 | 怪異や鬼神よりも、人が現実の中で学び、よりよく生きることを重んじた孔子の姿勢 |
| 孔子 | 下学上達 | 孔子が、身近なことから学び、高い境地へ達してきた自らの学びを語った言葉 |
| 孔子 | 確乎不抜 | 『易経』。世に隠れる「潜龍」の姿を通して、時に応じて進退しながらも、揺るがぬ志を持ち続ける人物のあり方を説いた言葉 |
| 孔子 | 河図洛書 | 『易経』に見える伝承。黄河から「図」、洛水から「書」が現れ、聖人がそれらに則ったとされる |
| 孔子 | 勧善懲悪 | 『春秋左氏伝』。『春秋』の記述の在り方は、勧善懲悪である。『春秋』の歴史観を伝える言葉 |
| 孔子 | 危言危行 | 『論語』孔子の言葉。国に道があるときは言葉を厳正に行いを高潔にし、道がないときは言葉は慎み深くせよと説いた |
| 孔子 | 曲肱之楽 | 『論語』。粗末な食事と水、腕を枕にするほど質素な暮らしの中にも楽しみを見いだし、不義による富貴を浮雲のようなものとした孔子の生き方を伝える |
| 孔子 | 謹言慎行 | 『礼記』。孔子は人を導く者は、自らの言葉と行動を慎み、その先までよく考えるべきだと説いた |
| 孔子 | 金口木舌 | 『論語』。儀の封人は孔子を、「木鐸」にたとえた。すぐれた言論で人々を教え導く人物を表す言葉 |
| 孔子 | 君子九思 | 『論語』。孔子は、見る・聞く・言葉・怒り・利益など、君子が心に留めるべき九つの思慮を説く |
| 孔子 | 君子三畏 | 『論語』。孔子は、君子が畏れ敬うべきものとして「天命・大人・聖人の言」の三つを挙げ、自らを慎む姿勢を説く |
| 孔子 | 君子三戒 | 『論語』。孔子は、若い時の「色」、壮年の「闘」、老年の「得」という人生の三段階に応じた戒めを説く |
| 孔子 | 君子不器 | 『論語』。孔子は、君子は一つの用途に限られる「器」のような存在ではないと説く |
| 孔子 | 見賢思斉 | 『論語』。孔子が説いた、賢者に学び、不賢な人を見て自らを省みる自己修養の教え |
| 孔子 | 剛毅木訥 | 『論語』。孔子が「仁に近い」資質として示した言葉 |
| 孔子 | 巧言乱徳 | 『論語』。孔子が、巧みに飾られた言葉は人を惑わせ、徳を乱すと戒めた言葉 |
| 孔子 | 巧言令色 | 『論語』。孔子が、言葉や顔つきを取り繕って人にこびへつらう者には「仁」が少ないと戒めた言葉 |
| 孔子/子路 | 苛政猛虎 | 『礼記』。家族を虎に奪われながら、その土地を離れない婦人の言葉を聞き、孔子が弟子たちに説いた言葉 |
| 孔子/子游 | 割鶏牛刀 | 『論語』。武城で礼楽による教化を実践する子游に、孔子が微笑んで「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」と語った師弟の問答 |
| 孔子/伯魚 | 過庭之訓 | 『論語』。孔子が庭を通り過ぎる息子に「詩」と「礼」を学ぶ大切さを教えたことから |
| 孔子/楚・昭王 | 遺簪墜屨 | 孔子が簪を失って悲しむ婦人に出会った話と、楚の昭王が落とした靴を惜しんだ故事に由来 |
| 孔子/孟子/騶衍 | 円鑿方枘 | 信念を貫けば、ときに時代とは噛み合わない |
| 孔子/孟子 | 金声玉振 | 『孟子』。孟子が孔子を「集大成」と称え、その徳を鐘と磬で奏でる音楽にたとえた |
| 孔子/老子 | 甕裡醯鶏 | 儒家の祖・孔子でさえ、老子との出会いによって自らを「甕の中の虫」だったと認めた逸話 |
| 孔子/荘子 | 喙長三尺 | 言葉に頼る孔子を皮肉に描きながら、「言葉を超えて人を動かす境地」を説いた |
| 孔子/荘子 | 甘井先竭 | 『荘子』。困窮する孔子に、大公任が「甘い井戸は先に枯れる」と説く |
| 孔子/荘子/盗跖 | 騏驥過隙 | 『荘子』。大盗賊・盗跖が孔子に、人の一生は駿馬が隙間を駆け抜ける一瞬のように短いと説いた |
| 孔子/荘子/王駘 | 虚往実帰 | 『荘子』。言葉で教えない王駘のもとに多くの人々が集まり、感化を受けて満たされて帰った |
| 孔子/荘子/老子 | 兼愛無私 | 『荘子』。孔子に「兼愛無私」を仁義のあり方として語らせ、老聃の反論を通して仁義を批判的に問い直す |
| 孔子/宰我 | 既往不咎 | 『論語』。宰我の言葉に孔子は、過ぎたことを咎めず、その後を慎むことを説いた |
| 孔子/宰我 | 朽木糞土 | 『論語』。昼寝をしていた宰予を孔子が「朽ちた木」にたとえて厳しく戒め、人を見る姿勢を改めた |
| 孔子/郭璞 | 傲岸不遜 | 『晋書』/『論語』。才能に比して地位の低かった郭璞を客が「傲岸」と評し、奢侈が過ぎれば礼に背く「不孫」となると孔子が戒めた二つの話 |
| 桓公 | 飲至策勲 | 勝利を祖先へ告げ、功績を後世へ刻む礼の精神 |
| 僖公 | 允文允武 | 文徳と武功を兼ね備えた理想の君主像 |
| 穆公/韓非子 | 遠水近火 | 遠き助けより、今そこにある備えが人を救う |
| 荘公/曹沫/ 管仲/斉の桓公 |
柯会之盟 | 魯の将・曹沫が斉の桓公に剣を突きつけ、奪われた領土の返還を約束させた会盟。「信義」を示した故事 |
| 公鉏/閔子馬 | 禍福無門 | 『左氏伝』。後継者から外され不満を抱く公鉏に、閔子馬が「禍も福も自らの行いによって招く」と戒めた |
| 孔子/程子/樊於期/蘇秦/王奢/白圭 | 傾蓋知己 | 『史記』で鄒陽が、樊於期・王奢・蘇秦・白圭ら戦国の人物を例に説いた「相知」と、孔子が道で程子と出会い、一日中語り合った「傾蓋」の故事 |
宋(B.C.286 斉・魏・楚の3国によって分割され滅亡)
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 荘子 | 以身殉利 | 利益に殉じて本性を失う人間への批判を示す |
| 荘子 | 一飲一啄 | 鳥が一口飲み一口啄む様子に、すべては天の定めによるという思想。欲張らず自然のままに生きる姿勢を表す |
| 荘子 | 咳唾成珠 | 権勢の盛んなさまや詩文の才能が豊かなさま。唾の粒を珠にたとえた |
| 荘子 | 河漢之言 | 常識だけでは測れない世界を描く荘子の視点。物事を自分の常識だけで判断することへの戒め |
| 荘子 | 吸風飲露 | 五穀を食べず風を吸い露を飲むという神人の姿から、人間の常識では測れない世界を描く |
| 荘子 | 夏虫疑氷 | 「夏の虫には氷を語れない」─限られた見識にとらわれる危うさを示した故事 |
| 荘子 | 膏火自煎 | 灯火の油が自らを焼く姿から、才能や価値があるために、かえって災いを招くことを説いた |
| 荘子 | 鉤縄規矩 | 鉤・縄・規・矩を例に、外からの基準が本来の性を損なうことを説いた |
| 荘子/宋王 | 頷下之珠 | 宋王からの恩賞を誇る者に、荘子が「眠る驪龍のあごの下から千金の珠を得た若者」の話を語り、富貴を得て誇ることの危うさを説いた |
| 荘子/魏の恵王 | 衣履弊穿 | 身なりが粗末で疲弊しているのではない。道徳を持ちながら実行できないことこそが、本当の疲弊である |
| 荘子/魏の恵王 | 蝸角之争 | 「かたつむりの左右の角にある二国が土地をめぐって戦う」という寓話。広大な天地から見れば、国家をめぐる争いさえ小さなものに見える |
| 荘子/堯/許由 | 飲河満腹 | 河に水がいくらあっても、腹がいっぱいになればそれで十分であるように、分相応で満足すべきであると説いた |
| 荘子/堯/舜 | 群蟻附羶 | 舜に民衆が集まる姿を、羊肉に群がる蟻にたとえる。 |
| 荘子/元君 | 運斤成風 | 手斧で鼻先に付いた白土だけを削り落とした神業。優れた技は優れた相手がいてこそ成り立つ |
| 荘子/孔子/孟子 | 甕裡醯鶏 | 儒家の祖・孔子でさえ、老子との出会いによって自らを「甕の中の虫」だったと認めた逸話 |
| 荘子/孔子 | 喙長三尺 | 言葉に頼る孔子を皮肉に描きながら、「言葉を超えて人を動かす境地」を説いた |
| 荘子/孔子 | 甘井先竭 | 困窮する孔子に、大公任が「甘い井戸は先に枯れる」と説く |
| 荘子/孔子/盗跖 | 騏驥過隙 | 大盗賊・盗跖が孔子に、人の一生は駿馬が隙間を駆け抜ける一瞬のように短いと説いた |
| 荘子/孔子/王駘 | 虚往実帰 | 言葉で教えない王駘のもとに多くの人々が集まり、感化を受けて満たされて帰った |
| 荘子/孔子/老子 | 兼愛無私 | 孔子に「兼愛無私」を仁義のあり方として語らせ、老聃の反論を通して仁義を批判的に問い直す |
| 荘子/公孫龍/魏牟 | 埳井之鼃 | 井戸の中を世界のすべてと思っていた蛙が、東海の大亀から広大な海の話を聞き、自分の見識の狭さを思い知る |
| 荘子/公孫龍/魏牟 | 邯鄲之歩 | 邯鄲で歩き方を学ぼうとする若者が、身につけられず自分の歩き方まで失い、這って帰った話 |
| 荘子/越王勾践/晋の楚隆 | 欣喜雀躍 | 『春秋左氏伝』と『荘子』。越王句践に許可を求める楚隆の「欣喜」と、雀のように跳びはねて遊ぶ鴻蒙の「雀躍」から |
| 荘子/魏の武侯 | 空谷跫音 | 徐無鬼が魏の武侯の喜びを、人けのない場所で人の足音を聞く喜びにたとえた |
| 荘子/曹商 | 槁項黄馘 | 秦王から百乗の車を得て富貴を誇る曹商を、貧しい荘子が痛烈な皮肉で退けた |
| 文公/楚の荘王/晋の景公、伯宗 | 高下在心 | 『左氏伝』。宋の救援を望む晋の景公に、伯宗が楚と争う時ではないと諫めた |
『孟子』 孟軻、出身「鄒」
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 孟子 | 安宅正路 | 人として踏むべき正しい道を表す言葉。徳に基づく行動原理を示唆する |
| 孟子 | 一暴十寒 | 一日温めても十日冷やしたら意味がない。継続的な努力がいかに重要であるかを説いた |
| 孟子 | 一毛不抜 | 楊朱の為我思想を孟子が批判した『一毛不抜』の由来と、墨子との思想対立の構図を解説する |
| 孟子 | 一治一乱 | 王道政治が衰えれば天下は乱れ、徳ある人物が現れれば再び安定へ向かうという歴史観 |
| 孟子 | 一朝之患 | 君子は日頃から本質を見据え備えることで、一朝一夕の患いに動じないという孟子の思想 |
| 孟子 | 君子三楽 | 孟子が、家族の無事、恥じるところのない生き方、英才を育てることを「君子三楽」とし、天下の王になることは三楽に含まれないと説く |
| 孟子 | 仰天不愧 | 「君子三楽」の一つとして説いた、天にも人にも恥じるところのない生き方を表す言葉 |
| 孟子/離婁/公輸子 | 規矩準縄 | 名工・公輸子らの優れた能力を例に、物事を正しく行うには確かな基準や規範が必要であると説く |
| 孟子/孟母 | 軻親断機 | 孟子の学問が進んでいないことを知った孟母は、織りかけの布を刀で断ち切り、学問を途中でやめることの愚かさを示した。孟子を奮起させた「断機」の故事 |
| 孟子/孟母 | 孟母三遷 | 孟母は、子の孟子のために教育にふさわしい環境を求めて住まいを移した |
| 孟子/蘇秦/張儀 | 合従連衡 | 諸国が合従・連衡と攻伐に奔走した戦国時代に、堯・舜や三代の徳を説いた孟子との対照を描く |
| 孟子/陳代 | 枉尺直尋 | 小さな犠牲によって大きな利益を得ること。損得と信念のあり方を問いかける孟子の故事 |
| 孟子/孔子/騶衍 | 円鑿方枘 | 信念を貫けば、ときに時代とは噛み合わない |
| 孟子/孔子 | 金声玉振 | 『孟子』。孟子が孔子を「集大成」と称え、その徳を鐘と磬で奏でる音楽にたとえた |
| 孟子/周の武王/殷の紂王 | 厥角稽首 | 『孟子』。周の武王が殷の民に敵意がないことを告げると、人々が額を地につけて深く拝礼した |
| 孟子/斉の宣王・景公・晏嬰 | 一遊一予 | 孟子が斉の宣王に対し、景公と晏子の問答を引いて説いた、為政者の遊楽と民との関係 |
| 孟子/斉の宣王 | 怨女曠夫 | 民と幸福を分かち合う姿勢が国を治める礎となる |
| 孟子/斉の宣王 | 縁木求魚 | 木に登って魚を探すように、方法を誤ったまま目的を達成しようとする愚かさを戒める |
| 孟子/斉の宣王 | 鰥寡孤独 | 周の文王は頼るところのない人々を優先したと説き、仁政のあり方を示した |
| 孟子/魏の恵王 | 棄甲曳兵 | 孟子が魏恵王に、鎧を捨てて敗走する兵士を例に「五十歩百歩」の道理を説き、政治の本質を問いかけた |
| 孟子/魏の恵王 | 堅甲利兵 | 孟子が魏の恵王に、強力な武器ではなく仁政こそが国を強くすると説いた |
『老子』 李耳、出身「楚」
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 老子 | 禍福倚伏 | 禍と福は互いに関わりながら移り変わることを説いた |
| 老子 | 金玉満堂 | 財宝が家いっぱいに満ちても守り続けることはできないと説き、富や成功への執着を戒めた |
| 老子 | 軽諾寡信 | 老子は、軽々しい承諾は信用に乏しく、多くのことを容易だと考えれば困難を招くと戒めた |
| 老子/孔子 | 甕裡醯鶏 | 儒家の祖・孔子でさえ、老子との出会いによって自らを「甕の中の虫」だったと認めた逸話 |
| 老子/孔子/荘子 | 兼愛無私 | 『荘子』。孔子に「兼愛無私」を仁義のあり方として語らせ、老聃の反論を通して仁義を批判的に問い直す |
その他(墨子/詩経)
| 関連人物 | 四字熟語 | 概要 |
|---|---|---|
| 墨子 | 兼愛交利 | 墨子が、広く互いに愛し、互いを利することで天下の争いをなくそうと説いた思想 |
| 出典『詩経』 | 一日三秋 | 会えない一日が、三年のように感じられる――恋情が時間を引き延ばす表現 |