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はじめに:判断は「市場×費用×法規×時間」で決める
古家付き土地を売るときは、
- 再建築性の可否
- 解体・造成などの費用
- 買い手需要(戸建用地/投資用/駐車場等)
- 時間軸(スケジュール・資金繰り)
の4点で意思決定をします。
以下のフローに沿って、現況のまま売る/解体して更地で売る/買取に出すの最適解を選びましょう。
判断フロー(3ステップ)
-
法規チェック:
接道・幅員・セットバックの要否、用途地域/建ぺい率/容積率、擁壁や高低差の規制 -
費用の見積り:
解体・残置物処分・ライフライン撤去・測量/境界確定・造成の要否を洗い出し、概算を把握 -
需要と利回り:
周辺の戸建販売力、再建築のしやすさ、土地形状(旗竿/間口/高低差)を踏まえ、更地化の投資回収が見込めるかを判断
最短で売るのが目的か、手取り最大化が目的かで最適解は変わります。
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まずは「再建築性」を確認(価格に直結)
- 接道状況:
原則として一定幅員の道路に一定以上接しているか。セットバックが必要な場合は有効宅地が減るため価格に影響 - 形状・高低差:
旗竿地・間口狭小・崖地・擁壁の有無は建築計画や造成費に直結 - インフラ:
上下水道・ガス・電気の引込状況。引込工事の要否は買い手コスト
解体・付帯費用の考え方(概算の見方)
| 解体・付帯費用 | 内容 |
|---|---|
| 解体費 | 構造(木造/軽量鉄骨/RC)、延床、付帯物(カーポート・塀・庭木・物置)で変動 |
| 残置物処分 | 量と分別で大きく変わるため、現地見積り×複数社が前提 |
| ライフライン | ガス閉栓/撤去、水道メーター・汚水桝の扱い、電線/引込の整理 |
| 測量・境界 | 確定測量が望ましいエリアも。越境や境界不明は価格と期間に影響 |
| 造成 | 高低差解消・砕石敷き・擁壁や排水の整備が必要なケース |
| 滅失登記 | 解体後の建物滅失登記は更地売却の基本手続き |
費用は地域・物件条件で差が大きいため、写真だけの机上ではなく現地査定での確認が安全です。
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「現況売り」vs「解体して更地売り」vs「買取」の比較

| 方法 | メリット | デメリット | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 現況のまま売る | 初期費用が少ない/手離れが早い(条件次第) | 買い手側の解体前提で指値が入りやすい | 資金に余裕がない/短期売却を優先 |
| 解体して更地で売る | 買い手の計画が立てやすく間口が広がる/価格が安定しやすい | 解体・造成など先行投資が必要/手続き・期間が延びる | 戸建需要が強いエリア/更地化で明確に手取り向上 |
| 不動産会社に買取 | 現金化が早い/残置物込みなど柔軟/瑕疵リスクを抱えにくい | 価格は抑えめ(再販業者の利益分) | 早期売却・リスク最小化が最優先 |
契約・リスク面の注意点(現況売りの場合)
- 契約不適合責任の扱い:
現況有姿・責任免責の特約は一般的ですが、すべてのトラブルを免れるわけではありません。条項は専門家と確認 - 地中埋設物:
古基礎・井戸・浄化槽・瓦礫等が後から見つかるリスクと対応(価格・負担の取り決め) - 越境・境界:
塀や樹木・屋根の越境は早期に確認し、書面で合意を
ケース別の考え方
見積りは「二段構え」で取る

- 不動産の売却査定(2~3社):
現況売り・更地売り・買取の3案を同時に提示してもらう。 - 解体/処分/造成の見積り(2~3社):
現地確認のうえ内訳を明示。残置物の有無や付帯物を漏れなく伝える。
この2系統の見積りを突き合わせ、「投資→手取り増」の再現性で判断します。
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よくあるQ&A
まずはここから(行動チェックリスト)
□ 接道/形状/インフラなど再建築性の確認
□ 解体・残置物・測量・造成の概算見積り(各2~3社)
□ 現況・更地・買取の3案で不動産査定を取得
□ 契約条項(現況有姿/責任/地中物/越境)を事前に整理
「3案比較」=現況売り/更地売り/買取で、手取り最大化とスピードの最適点を見つけましょう。
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