
「恨み骨髄に徹す(る)」という慣用句は、字面から何となくその意味を想像できるかもしれませんね。
例えば、ある歴史小説では、長年の敵に対する深い恨みを表すためにこの言葉が使われています。
しかし、この慣用句はしばしば「恨み骨髄に達する」と誤って使われることもあります。
この記事では、「恨み骨髄に徹する」の正しい意味とそのよくある誤用について、わかりやすく説明し、深い理解を得ることを目指します。
深い恨みを表す「恨み骨髄に徹する」 – 正しい理解と具体例
「恨み骨髄に徹する(てっする)」という慣用句は、非常に深い恨みや憎しみを表します。この表現において、キーワードは「骨髄」と「徹する」です。
- 「骨髄」が人の心や感情の最も深い、根本的な部分を表しています。つまり、恨みが非常に深く、内面の核心まで達している状態を示しています。
- 「徹する」は、「貫きとおる」や「しみとおる」という意味があります。
この二つの言葉の組み合わせにより、「恨み骨髄に徹する」は、表面的ではなく、恨みが人の心や感情の最も深い部分にしみとおっていることを表しています。

具体例
- 彼は過去の裏切りを忘れず、その恨みが骨髄に徹している。
- 彼女の恨み骨髄に徹する姿勢は、長年にわたる不正への怒りからきている。
- その事件以来、彼の心には恨みが骨髄に徹し、平穏を取り戻せていない。
「恨み骨髄に徹する」の語源 – その歴史的背景

この慣用句は、中国の春秋時代における晋と秦の争いに由来しています。晋君の夫人は秦君の娘であったのですが、ある晋と秦との戦いで、秦国の武将が晋に捕らえられてしまいました。晋君の夫人(秦君の娘)は、将軍たちがかわいそうだと思い、「父がこの武将のことを骨の髄まで恨んでおります。どうか、この武将を秦に返して父に処刑させてやってください。」とうそをついたそうです。
よくある誤解「恨み骨髄に達する」の誤りとは?
「恨み骨髄に徹する」は、しばしば「恨み骨髄に達する」と誤用されます。
この誤解は、恨みが骨髄まで「届く」という表現から生じられると考えられますが、本来の意味の深さや強さが失われてしまいます。
正しい理解は、恨みが深く根付き、持続することを強調する「恨み骨髄に徹する」の方です。
「恨み骨髄に徹する」の真実 – 慣用句マスターへの一歩
「恨み骨髄に徹する」は、深い恨みを意味する表現で、一時的な怒りや不満とは異なります。
誤った使用として「恨み骨髄に達する」という表現がありますが、これは正確ではありません。
この記事を通じて、この慣用句の正しい理解と使い方を身につけていただければ幸いです。
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