
「共同」「協同」「協働」は、どれも「力を合わせて何かを行う」という意味で使われる言葉です。しかし、どう使い分けたらよいか迷いませんか。
💡結論
- 共同: 同じ目的のために一緒に行う
- 協同: 力を合わせて協力する
- 協働: 異なる立場の人や組織が連携する
という違いがあります。
| 言葉 | 意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| 共同 | 同じ目的のために一緒に行う | 共同作業・共同購入 |
| 協同 | 力を合わせて協力する | 協同組合・協同学習 |
| 協働 | 異なる立場の人や組織が連携する | 行政と市民の協働 |
特に「協働」は行政や地域活動で使われることが多く、「共同」や「協同」と混同されがちです。それぞれの意味や使い分けを詳しく見ていきましょう。
リンク
「共同」「協同」「協働」の違いとは?まずは意味を整理しよう
- 「共同」とは、複数の人が同じ目的や活動に関わること
共同研究や共同購入のように、同じ目標に向かって一緒に行動する場合に使われます。 - 「協同」とは、互いに協力し合いながら目標を達成すること
協同組合や協同学習など、協力関係そのものを重視する場面で使われます。 - 「協働」とは、異なる立場や専門性を持つ人々が協力して取り組むこと
行政と市民、企業と大学などの連携でよく用いられます。
リンク
間違えやすい例で見る「共同」「協同」「協働」の使い分け

- マンションの住民が防災訓練を行う → 共同
- 農家が協力して農産物を出荷する → 協同
- 市役所と市民団体が地域活性化に取り組む → 協働
特に「協働」は行政用語として使われることが多く、「市民と行政が対等な立場で連携する」という意味で使われます。
「共同」「協同」「協働」の使い分けと例文

「共同」「協同」「協働」は、実際の文章では次のように使い分けるとわかりやすくなります。
「共同」の使い方例
- 友人と共同でイベントを企画する。
- 数人で共同購入し、費用を分担した。
- 大学と企業が共同研究を進めている。
「協同」の使い方例
- 地域の農家が協同して商品を出荷する。
- 生徒同士が協同学習に取り組む。
- 組合員が協同で事業を運営している。
「協働」の使い方例
- 市民と行政が協働して防災活動を行う。
- 企業と大学が協働で新しい技術を開発する。
- NPOと自治体が協働して子育て支援に取り組む。
リンク
「協同組合」と「協働」はなぜ使い分けるの?
「協同組合」の協同は、組合員同士が力を合わせて活動する意味です。一方、「協働」は行政・企業・市民団体など立場の異なる組織が連携する場合によく使われます。
そのため、「農業協同組合」は協同、「市民と行政の協働事業」は協働と表記されます。
「共同」「協同」「協働」の違いまとめ

「共同」「協同」「協働」は似た言葉ですが、意味には違いがあります。
- 共同: 同じ目的のために一緒に行う
- 協同: 力を合わせて協力する
- 協働: 異なる立場の人や組織が連携する
特に「協働」は行政や地域活動で使われることが多いため、「共同」や「協同」との違いを理解しておくと適切に使い分けられます。
◆この記事について
当サイトでは、誤用しやすい語句・慣用句や四字熟語を中心に500本以上の記事を執筆しています。意味や用法は複数の辞書資料を確認のうえ掲載しています。
意味が似ていて迷いやすい言葉
「共同」「協同」「協働」のように、意味が似ていて使い分けに迷いやすい言葉は他にもあります。言葉の違いをさらに理解したい方は、次の記事もおすすめです。
コメント