「締める」と「絞める」の違いとは?意味と正しい使い分けを例文付きで解説

誤認されやすい語句
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

「ベルトを締める」「首を絞める」――どちらも「しめる」と読みますが、使う漢字は異なります。

どちらも「しめる」と読むため、文章を書くときに「どちらの漢字が正しいのだろう」と迷うことも少なくありません。

✓結論

  • 締める:物を固定したり、緩まないようにすること
  • 絞める:首などを強く圧迫すること

という違いがあります。

言葉 意味 使う場面
締める 物を固定したり、緩まないようにすること ベルト・ネジ・帯・財布のひもなど
絞める 首などを強く圧迫すること 首を絞める・鶏を絞めるなど

この記事では、「締める」と「絞める」の意味や使い分けを、具体例を交えながらわかりやすく解説します。

スポンサーリンク

「締める」とは?意味と使い方

「締める」とは、物を固定したり、緩まないようにしたり、きちんと閉じたりすることを意味します。

ベルトやネジを締めるように物理的に固定する場合だけでなく、「気を引き締める」「話を締めくくる」のように比喩的な表現にも広く使われます。

「締める」の使い方例

  • シートベルトを締めてから車を発進させる。
  • 緩んだネジをドライバーで締め直した
  • 浴衣の帯をしっかり締める
  • 月末なので、月次の会計を締める必要がある。
  • 大会を前に、選手たちは気を引き締めて練習に臨んだ。

「絞める」とは?意味と使い方

「絞める」とは、首などを手やひもで強く圧迫することを意味します。

「首を絞める」のように身体を圧迫する場合に使われるほか、「真綿で首を絞める」「自分の首を絞める」などの慣用句にも用いられます。

「絞める」の使い方例

  • 犯人は被害者の首を絞めた疑いがある。
  • 養鶏場では食肉用の鶏を絞める作業が行われる。
  • 高すぎる目標を立てたことで、自分の首を絞める結果になった。
  • 少しずつ値上げが続き、真綿で首を絞められるような生活になった。

「締める」と「絞める」の使い分け

「締める」と「絞める」はどちらも「しめる」と読みますが、使う場面は明確に異なります。

迷ったときは、「固定する・閉じる」なら「締める」、「首などを圧迫する」なら「絞める」と覚えると判断しやすくなります。

場面 正しい表記 ポイント
シートベルトをしめる 締める 体に固定するため
ネジをしめる 締める 緩まないよう固定するため
帯をしめる 締める 身に付けて固定するため
首をしめる 絞める 首を圧迫する意味のため
鶏をしめる 絞める 命を絶つため首を圧迫する意味
自分の首をしめる 絞める 慣用句でも「絞める」を使う

よくある間違い

誤った表記 正しい表記 ポイント
シートベルトを絞める シートベルトを締める 体に固定する意味なので「締める」を使います。
ネジを絞める ネジを締める ネジを固定する意味なので「締める」が適切です。
首を締める 首を絞める 首を圧迫する意味なので「絞める」を使います。
真綿で首を締める 真綿で首を絞める 慣用句でも「絞める」が正しい表記です。
「絞る(しぼる)」は、水分を出したり数量を減らしたりする意味で使う別の言葉です。「締める」「絞める」とは意味が異なります。

迷ったらこう覚える

「締める」と「絞める」はどちらも「しめる」と読みますが、使う場面を意識すると迷いにくくなります。

  • 締める:物を固定したり、閉じたり、緩まないようにするときに使う。
  • 絞める:首などを手やひもで圧迫するときに使う。

迷ったときは、「固定するなら『締める』、圧迫するなら『絞める』」と覚えておくと判断しやすくなります。

「締める」と「絞める」の違いを理解して、場面に応じた適切な漢字を使い分けましょう。

◆この記事について
当サイトでは、誤用しやすい語句・慣用句や四字熟語を中心に400本以上の記事を執筆しています。意味や用法は複数の辞書資料を確認のうえ掲載しています。

あわせて読みたい|意味が似ている言葉

「締める」と「絞める」のように、意味が似ていて混同されやすい言葉は少なくありません。あわせて読んでおくと、言葉の使い分けへの理解が深まります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました