【年末･お歳暮】いつ出すの？マナーは？そんな方へお歳暮のマナーをご紹介します

お歳暮はお相手に一年間の感謝の気持ちを伝える大切なイベントです。

近年では、お歳暮を贈る方は減ってはいますが、特にお世話になった方や大切な取引先への贈り物は、お相手に日頃の感謝を表す大切なものだといえます。

お歳暮は、贈る相手によって選ぶ品物や金額、贈る際のマナーが異なりますが、最も大切なことはお相手に日頃の感謝を表すことです。

お歳暮の贈り物には、いくつかのマナーが存在しまので、この記事ではお歳暮のマナーについて詳しく説明したいと思います。

それではどうぞよろしくお願いします！

お歳暮を贈る相手

お歳暮は、親しい友人や取引先の社長、親族、先生など、一年間お世話になった方々に感謝の意を込めて贈りたいですよね。

以下に、お歳暮を贈る相手別に具体的な説明をします。

贈る相手	説　明
取引先やビジネス関係者	良好なビジネス関係を維持し、来年もより良い取引を期待する気持ちを示します。 高級なお酒、美味しいお菓子、または季節の特産品など、喜ばれる商品を選ぶことが一般的です。
上司や同僚	上司へのお歳暮は、感謝の気持ちを示し、リーダーシップと指導に感謝する意味が込められます。 同僚へのお歳暮は、チームワークや協力への感謝の意を示します。
親族や友人	親族や友人へのお歳暮は、家庭や友情への感謝を表す素晴らしい機会です。 親しい関係にある相手なら、相手の好みに合わせた特別な贈り物が喜ばれます。
先生やメンター	教師やメンターへのお歳暮は、教育や指導に感謝の意を示します。 先生やメンターには、高級なお茶や季節のフルーツ、手書きの感謝状などが贈られることが一般的です。
施設や団体	会社や団体が施設や団体へお歳暮を贈る場合、その団体の代表者が感謝の気持ちを伝える形となります。 大量の商品が必要とされるため、量り買いできる商品が選ばれることが一般的です。

相手によって適切なお歳暮の品物や贈り方が異なりますので、相手の関係性や好みに合わせた贈り物を選び、心温まる感謝の気持ちを伝えることが大切です。

お歳暮を贈る時期

関東地方では、12月初旬から12月中旬までが一般的です。関西地方では、12月中旬から12月末までが一般的です。

年末は忙しさに加え、新しい年の始まりに向けての準備の時期でもあります。

贈る相手の都合や関係性によっても、具体的な贈る時期は変わることがありますので、相手の状況を考慮して適切なタイミングで贈りましょう。

お歳暮の内容

お菓子、果物、酒、お茶、肉類など、季節や地域の特産品が一般的です。相手の好みや健康状態を考えて選んで良いと思います。

贈り物	説　明
季節の特産品	地域ごとに有名な特産品や名産品を贈るのが一般的です。例えば、地元の果物、お菓子、魚介類、または地酒などが挙げられます。
高級食品	高級なお肉、珍しい茶葉、高級和菓子、希少なワインや日本酒などが含まれます。
季節のフルーツバスケット	新鮮な季節のフルーツを詰めたバスケットは、美しく、健康的で喜ばれる贈り物です。
贈り物セット	お茶セット、コーヒーセット、お菓子のセットなど、複数のアイテムが詰め込まれた贈り物セットも人気があります。
手作り品	手作りのお菓子やジャム、料理、または手編みのものなど、自分の手で作った贈り物は、温かみがあり特別感があります。

お歳暮の金額

一般的には、3,000円から1万円程度が相場とされています。

大切な友人や知人、日頃お世話になっている大切な方や親族には、少し高いものを贈ることも良いでしょう。

お歳暮の包装のし

贈り物は丁寧に梱包し、熨斗（のし）を添えるのが一般的です。包装紙やのしは​​、相手の好みやイメージに合わせて選んで良いでしょう。

お歳暮ののしには、以下のような基本的なルールがあります。

1. のしの位置
   贈り物の包み紙の上部につけます。一般的には包み紙の中央上部にのしをつけます。
2. 文字の書き方
   水引の上に「御歳暮」もしくは「お歳暮」と書きます。
   そして水引の下には、「御歳暮」もしくは「お歳暮」より少し小さめの字で贈り主の名前を書きます。最近はマジックペンなどで書く方も増えていますが、本来は毛筆か筆ペンを使い、楷書体で丁寧に書くのが正式なマナーとされています。
   1. 個人の場合はフルネームで書くのが一般的です。
      
   2. 連名で書く場合は、右側が目上の方となります。また、連名は3名までとし、4名以上は代表者1名を記載し、その左下に「他一同」と記載します。そして中包みに代表者以外の名前を並べて書きます。
      
   3. 法人で贈る場合には、代表者名を書きます。会社名も添えたい場合には個人名の右上に小さく書きます。
      
      
3. 文字色
   基本的に黒です。 黒以外の色を使う場合は、明るすぎず派手ではない色を選ぶことが好まれます。
4. 文字サイズ
   あまり小さすぎず、大きすぎないようにします。
5. のしの種類
   のしには様々な種類があります。無地のしや、緞帳（どんちょう）模様のし、寿模様のし、松竹梅模様のしなどが使用されます。のしの模様や色はお相手の好みやシーンに応じて選んでよいと思います。

これらの基本的なルールに従って、心を込めた贈り物をお届けすることができればいいですね♪

お歳暮に添える手書きのメッセージ

贈り物には手書きのメッセージを添えると、相手に感謝の気持ちが伝わります。

品物だけだと「挨拶」なしで贈ることになり、お相手が失礼だと感じることもあるでしょう。

手書きのメッセージは、贈る人との関係性や相手の好みによって異なりますが、こんな感じで添えてみてはいかがでしょうか。

お歳暮を受け取ったら

お歳暮を受け取った場合は、感謝の意を示しましょう。

1. 手紙やメールで感謝の気持ちを伝える
   お歳暮には手書きのメッセージが添えられることが一般的です。受け取ったら、手紙やメールで感謝の気持ちを伝えましょう。手紙の内容は、贈られたものへの感謝の気持ちや、贈り主への日頃の感謝の言葉を添えるとよいと思います。
2. お返しをする場合
   お歳暮はお世話になった方へ感謝の気持ちをこめて贈ります。そのため、お祝いの品と違ってお返しをする必要はありません。しかし、気が引けるという場合には、受け取った品物の半額から同額程度の品を贈るようにするとよいと思います。特に親しい友人や家族へは、お礼の手紙と一緒にお返しをすると喜ばれることが多いようです。
3. 感謝の意を忘れずに
   お歳暮は、贈り主の気持ちや感謝の意を含んだものです。受け取ったことへの感謝を忘れず、相手に対して誠心誠意のお礼をすることが大切です。

心からの感謝の気持ちを伝えることで、関係がより親密となりお互いの絆が深まるのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。以上が、年末の基本的なマナーや慣習です。

大切なことは、相手の気持ちを尊重し、心からの感謝の気持ちを伝えることです。

お歳暮は、日本の美しい文化であり、日頃の感謝を相手に伝える絶好の機会です。

日本の伝統文化に触れ、日頃感謝している方に感謝の意を込めて贈ってみてはいかがでしょうか？

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

またお会いできることを楽しみにしております。