「不満があるわけじゃない。でも、どこか引っかかる」
今の仕事に対して、そんな違和感を覚えたことはありませんか。
はっきりした理由が分からないまま時間だけが過ぎると、「自分が甘えているのでは」「贅沢な悩みなのでは」と考えてしまいがちです。
ですが、違和感は決して特別なものではありません。キャリアを考え始めたサインとして、ごく自然に出てくるものです。
違和感は「全部が嫌」という状態ではない
多くの場合、仕事に違和感を覚えている人は、仕事のすべてが嫌になっているわけではありません。
・仕事内容は嫌いじゃない
・職場の人間関係も悪くない
・生活が破綻しているわけでもない
それでも、どこかしっくりこない。
この状態で「転職するかどうか」だけを考えてしまうと、判断の軸がぼやけてしまいます。まず必要なのは、違和感を分解して言葉にすることです。
違和感が生まれやすい3つのポイント

仕事の違和感は、多くの場合、次の3つのどこかに集約されます。
仕事内容への違和感
仕事内容に対する違和感は、次のような形で現れます。
- 任されている業務が自分に合っていない気がする
- やりがいを感じにくくなった
- 裁量がなく、言われたことをこなすだけになっている
ここで大切なのは、「向いていない」と即断しないことです。
仕事内容そのものではなく、役割や期待され方がズレているだけの場合も少なくありません。
評価・お金への違和感
給料や評価に対する不満は、違和感として表に出やすいポイントです。
- 頑張っているのに評価されていない気がする
- 成果と報酬のバランスに納得できない
- 評価基準がよく分からない
単純に金額の問題だけでなく、「なぜこの評価なのか分からない」状態がストレスになることもあります。
成長実感への違和感
30〜40代になると特に増えるのが、成長に関する違和感です。
- 同じ仕事の繰り返しに感じる
- 数年後の自分が想像できない
- この経験が将来にどうつながるのか分からない
今の仕事が安定しているほど、「このままでいいのか」という感覚が強くなることもあります。
違和感を整理するときの考え方

違和感を整理する際は、次の3点を意識してみてください。
- 感情を否定しない
- 事実と感想を分ける
- 今すぐ変えるかどうかは考えない
「嫌だ」「モヤモヤする」という感情は、キャリアを考えるための大事な材料です。それを無理にポジティブに変換する必要はありません。
違和感は、転職しろというサインではありません。自分の働き方や立ち位置を見直すサインです。動く前に、まず言葉にすることがキャリア整理の第一歩になります。
今日できる整理ワーク
考えて終わらせないために、次のワークを一つだけやってみてください。
- 最近「しんどかった仕事」を3つ書き出す
- それぞれについて「何が嫌だったのか」を一行で書く
- 仕事内容・評価・成長のどれに近いかを当てはめる
完璧に書く必要はありません。雑でもいいので、言葉にすることが大切です。
この整理が、次につながる
違和感を整理すると、次に気になるのは、「自分には何ができるのか」「何を活かせるのか」という点です。
そこで必要になるのが、強みやスキルの棚卸しです。
次の記事では、経験が浅い人でもできる棚卸しの方法を解説します。転職するかどうかを決めるのは、その後でも遅くありません。
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