
「きれいな景色」「部屋をきれいにする」──この「きれい」は、漢字で書くと「綺麗」と「奇麗」のどちらが正しいのでしょうか。
実は、この2つは意味に違いはありません。
違いがあるのは意味ではなく、一般的な文章・新聞・公用文などで選ばれる表記です。
💡 結論
- 綺麗: 一般的な文章やWeb、書籍などで広く使われる表記
- 奇麗: 意味は同じで、新聞用字などで採用される表記
| 表記 | 意味 | 主な使用場面 |
|---|---|---|
| 綺麗 | 美しいこと・整っていること(意味は「奇麗」と同じ) | 一般的な文章・Web・書籍など |
| 奇麗 | 美しいこと・整っていること(意味は「綺麗」と同じ) | 新聞・報道機関など |
この記事では、「綺麗」と「奇麗」の違いを、表記が使い分けられる理由や使用場面とともにわかりやすく解説します。
「綺麗」とは?意味と使い方
「綺麗」とは、美しいことや、整っていて汚れがないことを表す言葉です。
現在では、一般的な文章やWebサイト、書籍などで最もよく見かける表記です。日常生活では「綺麗」を使えば自然で違和感はありません。

「綺麗」の使い方例
- 庭に綺麗な花が咲いている。
- 旅行先で綺麗な景色を写真に収めた。
- 部屋を綺麗に掃除した。
- 字が綺麗なので読みやすい。
- 歴史ある寺院は、秋の紅葉に彩られて綺麗だった。
「奇麗」とは?意味と使い方
「奇麗」とは、「綺麗」と同じ意味を持つ表記です。
意味に違いはありませんが、「綺」の字が常用漢字ではないことから、新聞用字では常用漢字を基本とするため、「奇麗」が採用されています。

「奇麗」の使い方例
- 公園には奇麗な花が咲き、多くの人が訪れた。
- 河川敷が奇麗に整備され、市民の憩いの場となっている。
- 町並みを奇麗に保つため、地域住民が清掃活動を行った。
- 歴史ある庭園が奇麗にライトアップされた。
- 選手たちは奇麗な演技を披露し、観客を魅了した。
「綺麗」と「奇麗」はどう使い分ける?

「綺麗」と「奇麗」は、意味に違いはありません。使い分けるポイントは、どのような場面で使われる表記かです。
| 表記 | 主な使用場面 | 特徴 |
|---|---|---|
| 綺麗 | 一般的な文章・Web・書籍など | 現在もっとも広く使われている表記 |
| 奇麗 | 新聞・報道機関など | 新聞用字で採用されている表記 |
| きれい | 公用文など | ひらがなで表記されることが多い |
一般的な文章やメール、SNSなどでは、「綺麗」を使えば問題ありません。一方、新聞では新聞用字に基づき「奇麗」が使われています。また、公用文などでは、「きれい」とひらがなで表記されることが多くあります。
なぜ「綺麗」と「奇麗」の2つの表記があるの?

「綺麗」と「奇麗」は、どちらも「きれい」と読み、意味も同じです。では、なぜ2つの表記があるのでしょうか。その理由は、「綺」が常用漢字ではないことにあります。
そのため、新聞では常用漢字だけで表記できる「奇麗」が採用されています。一方、一般的な文章やWeb、書籍では「綺麗」が広く使われています。
また、公用文などでは、「きれい」とひらがなで表記されることが一般的です。
このように、意味が違うから使い分けるのではなく、表記のルールや慣例によって使われる表記が異なるのが、「綺麗」と「奇麗」の特徴です。
迷ったらこう覚える
- 綺麗: 一般的な文章やWebで最もよく使われる表記
- 奇麗: 意味は同じで、新聞用字などで採用される表記
「綺麗」と「奇麗」は、意味に違いはありません。
普段の文章やメール、SNSなどでは「綺麗」を使えば自然です。一方、新聞では「奇麗」が用いられるため、同じ意味でも表記が異なることがあります。
迷った場合は、一般的な文章では「綺麗」を選ぶとよいでしょう。
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