身内のご不幸があった年に、新年のあいさつを控える旨を先方へお知らせするのが喪中はがき（年賀欠礼状）です。出す時期が遅れたり文面の形式を誤ると、相手に余計な気遣いをさせてしまうこともあります。
本記事では、出す時期とマナー、関係別の文例、年内に間に合わなかった場合の寒中見舞いへの切り替え、そして印刷サービスの活用までをわかりやすく解説します。
喪中はがきを出す時期とタイミング
出すのはいつまで？目安は11月中旬〜12月上旬
喪中はがきは、相手が年賀状を準備する前に届くのが理想です。
年内に間に合わないときは「寒中見舞い」に切り替える
12月中旬以降など年内に間に合わない場合は、無理に喪中はがきを出さず、年明けの寒中見舞いでお知らせするのが丁寧です。
喪中はがき・寒中見舞いともに、「年賀」印字のある年賀はがきは使いません。通常はがき（官製）または私製はがき＋切手を使用します。
喪中はがきの基本構成とマナー
喪中はがきに書くべき内容を、ひと目でわかるよう表にまとめました。
| 項目 | 内容とポイント |
|---|---|
| 差出人（自分） | 家族連名にする場合は世帯単位で。転居がある場合は新住所も明記 |
| 宛名（相手） | 個人には「様」、会社・団体には「御中」を使用 |
| 本文（年賀欠礼の挨拶） | 年始のあいさつを控える旨と日頃のご厚情への御礼を簡潔に |
| 故人の続柄・逝去年月 | 必要に応じて最小限で記載（年齢や病名は書かないのが一般的） |
喪中はがきの文例集【関係別｜すべて句読点なし】
親を亡くした場合
喪中につき年末年始のご挨拶を失礼いたします
本年◯月に父◯◯が永眠いたしました
生前に賜りましたご厚情に深く御礼申し上げます
皆さまのご健勝をお祈りいたします
祖父母を亡くした場合
喪中につき新年のご挨拶を控えさせていただきます
本年◯月に祖母◯◯が永眠いたしました
長年のご厚誼に厚く御礼申し上げます
兄弟姉妹・親戚を亡くした場合
喪中につき年末年始のご挨拶を失礼いたします
本年◯月に弟◯◯が永眠いたしました
在りし日のお心づかいに深く感謝申し上げます
皆さまのご多幸をお祈りいたします
配偶者・子を亡くした場合
喪中につき新年のご挨拶を控えさせていただきます
本年◯月に夫◯◯が永眠いたしました
在りし日を偲び静かに新年を迎えたく存じます
喪中はがきを出し忘れたときはどうする？
年末に訃報が重なったり準備が整わないまま年を越した場合は、寒中見舞いでお知らせします。文面は喪中の旨と相手を気遣う言葉を中心に、簡潔に整えます。
文例：喪中を知らせる寒中見舞い（句読点なし）
寒中お見舞い申し上げます
昨年◯月に母◯◯が永眠いたしましたため年始のご挨拶を控えさせていただきました
皆さまのご健勝をお祈り申し上げます
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- 季節メリット：シーズン中は割引キャンペーンがあり初めてでも使いやすい価格帯に
まとめ：形式は簡潔に 気持ちはていねいに
喪中はがきは控えめな一通でも、相手への配慮とあなたの想いをしっかり伝えられます。
時期と形式を押さえつつ、挨拶文は句読点を使わず改行で整えること。
年内に間に合わないときは寒中見舞いで丁寧にお知らせしましょう。
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